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2008年03月14日

●飽食の時代の終焉

 いよいよ食料の値上げが本格化してきました。バイオエタノールの需要増による穀物価格の高騰と飼料価格の値上げによる食品加工業の原料高これに加えて燃料高。川上インフレ、川下デフレと言われつづけ、食品製造業は利益の出ないなかで苦しんでいました。しかし、これも限界ということで、食べ物の価格がどんどん値上げされています。
 中国産餃子問題で中国産加工食品の輸入が敬遠され、割高な日本産加工食品が店頭に並ぶようになったので、なおのこと値上げ感があります。
 今までの食品価格の”値ごろ感”が大幅に狂ってしまうので、家計は混乱するかもしれませんね。

 この価格高騰は2年前ぐらいから予想されていました。でも、日本人の飽食はとめられず、流通の安売りが消費者のためとの観念が対策を遅らせてきました。もっと日本の消費者は知るべきだったのだと思います。それを知らせるのは流通の仕事だったのかもしれません。

 輸入飼料に詳しい専門家は、飼料の高騰や食品価格の高騰を早い段階から予想していました。でも、日本人はそれに気づかない。身の回りに”値上がり”爆弾が落ち始めて、家計に影響が出てからはじめて対策をしようとするが、それでは到底間に合わない。そんなことを2年前に言ってました。

 さて、自給率が40%しかないこの国はどうあるべきなのでしょうか?この国の農業にナニを期待しているのでしょうか?
 中国餃子事件で日本の農業に追い風が吹いているといいますが、本当にそうでしょうか?その追い風はいつまでも続きますか?その追い風を受けれるほど大きな帆を日本農業は持っていますか?

 この国の食料補償を考えるならば、もっと抜本的な農業の改革が必要だし、この国だけで国民の食を満たすのが困難なのだから、外交戦略を見直さなければなりません。米ドルが失墜した今、日本は、アジアの一員として独立しなければなりません。
 消費者の利益と称して、高コストで目の前に「安心」を見せて、そのツケを先送りしてはなりません。消費者も思考停止になってはいけません。

 たぶん、今が、飽食の時代の終焉だと思います。

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