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粗糖原料としてのビートの国際競争力はあるのか

 

昨年の夏に出張でタイに行った際に、日本の商社のオフィスに立ち寄り情報を収集したところ、タイやインドなどのサトウキビ農家の収入が急上昇してたいへん景気が良いというお話をされていました。(その時に見ていた新聞が上の写真)

お砂糖の原料はサトウキビだけでなく、北海道の代表的な作物であるビートも立派な砂糖の原料ですが、TPPの参加によって壊滅的な被害を受ける作物の筆頭とされています。ビートは北海道の畑作に欠かせない輪作作物として、これまでも不動の地位を保ってきたですが、作っても売れないような状況になれば、輪作体系を再構築するしかなくなります。

北海道には大きな製糖工場がいくつもあり、晩秋から大量のビートが工場に運び込まれています。冬期間製糖工場はフル操業をしているのですが、夏場は休転しているそうです。かつて、お砂糖は国策で作られていたといいます。当時はたいへん儲かった作物であったと聞きます。

ビートは、野菜として生食する習慣がなく、収穫されたビートの全量は製糖工場に運ばれています。原料作物であり、農家にとっては、それを食べるお客さんの顔がほとんど見えない作物です。また、工場では高度に精製され純白のお砂糖となるため、産地間の差異などもなく、糖度以外に差別化の道はなさそうです。海外から輸入された粗糖原料を使っても、北海道産のビートを使っても出来上がる砂糖に差はほとんど認められないのではないと思います。

それでもビートを作りつづける意味はなんなのでしょうか。今後の展望はどのようになっているのか気になります。

 


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Yoshihito Suzuki
株式会社リープス 代表取締役
技術士(農業部門) 鈴木 善人

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Yoshihito Suzuki : 1月27日13時の交差点。今朝はこの冬いちばんの冷え込みだったとか、日中のこの時間もあまり温度があがっていません。そんな寒い日には辛めのスープカレーがおすすめです。 私のランチは愛生舘ビルの裏手にあるスープカレー店カンクーン。美味しいですよ。
(Fri Jan 27, 4:16 am).